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今日はオーストリアの教育システムについて書きたいと思います
Education in Austria

オーストリアはアメリカと同じ9月に学期が始まります。しかし一般的な学生は日本の6-3-3ではなくて4-4-4というシステムになっています。

まず日本と同じ6歳でVolksschule、いわゆる小学校に入学します。次に10歳で一つ目のターニングポイントが現れます。
ほとんどの学生はGymnasiumという前期4年後期4年の学校に進みますが、一部の生徒はHauptschuleに進学します。
Hauptschuleとは家具製作などの特殊な技能を必要としている人たちのための学校です。この学校は昔のオーストリアの教育の名残です。ここで4年間勉強した後1~3年間家具工場などの現場でいわゆる日本の試用期間の立場ではたらき、その後本格的に就職となります。

地方ではまだまだGymnasiumの数が少なく、Hauptschuleの数が多いので地方に住んでいる子供たちはHauptschuleしか選択肢がなかったりします。(それでもスクールバスで都会のGymnasiumに通わせたり、親が来るまで送り迎えしたりしてGymnasiumに通わせるそうです)

問題は都会にあるHauptschuleで、Gymnasiumほど学力が要求されないことから近隣諸国からの移民が90%を占めるHauptschuleもあるのだとか。そうするともはやHauptschuleは職人育成学校ではなくて単なる勉強ができない子の受け皿状態になっているので、都会ではどんどん失くしていこうという話があるそうです。それでも地方では学校が少ないという理由から地方のHauptschuleの学生が都会のGymnasiumの学生ほどの学力を持つことも多く、14歳で地方のHauptschuleから都会のGymunasiumに移ってくることも多いのだとか。しかし基本的には都会のHauptschuleから都会のGymnasiumに移れる学生は少ないらしい

14歳になると二度目のターニングポイントがやってきます。後期Gymnasiumに進むか、Specific Gymnasiumに進むかです。Specific Gymnasiumとは日本でいうと理系コースのようなもので、医学、薬学、生命、情報、工学などの分野に進みたい人はこちらに進学します。ちなみに大学の学部選択に高校時に勉強していたことは問われないので、高校のときはビジネスを勉強し、大学では情報学を勉強するということも問題ないそうです。ただしSpecific Gymnasiumで情報を勉強してきた学生と比べると、高校で基礎がない分大学での単位は取りにくいらしいですね。またSpecific Gymnasiumからそのまま就職する人もいるそうです。

18歳になるとMatureという卒業試験をパスしなければなりません。これをパスすることで日本でいういわゆる高校卒業資格がもらえます。またHauptSchuleから一度社会に出た人でも、30歳とか40歳になってもう一度勉強したいと思えば、このMatureを取ることで大学入学資格が与えられます。

Matureを取得すると主にUniversityとFachhochSchulenの2種類の選択肢があります。Universityは総合大学、FachhochSchulenは技術系大学と考えたらいいでしょうか。理論的なことをやるUniversityと比べて、FachhochSchulenは教授人も企業を経験している人が多く、また企業との共同研究をしている人も多いらしいです。

Universityを卒業するとBachelorが、FachhochSchulenを卒業するとF.H.Bachelorがもらえます。この二つ就職のときは実はF.H.Bachelorのほうがいいらしいです。というのもF.H.の方がより実践的な内容を教えているため、企業からしたら即戦力になりやすいからです。なのでF.H.の方が人気が集まります。しかしF.H.は入学試験があるのでそう簡単に入れるわけではないようです。そこで多くの人はF.H.を第1希望に、入学試験に落ちたらUniversityに進学するそうです。

オーストリアではそれまでMagisterとかDiplomaといった学位が使われていたみたいですが、ヨーロッパでボローニャ・プロセスが採択されヨーロッパのどの大学で学位を取得しても他のヨーロッパの国で通用するようになりました。そのため他のヨーロッパの国でもF.H.Bachelorが通常のBachelorより就職に有利なのかどうかは分かりません(F.H.Bachelorは少なくとも他のEUの国では通常のBachelorとしては扱われる)


2010.11.11 Thu l 雑記 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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